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2023年度単P研修「給食を通して先生と保護者交流会」報告書

講演「給食ができるまで」

講師 八幡小学校栄養士/中野裕子先生 (講演・質疑応答・試食)

目的 コロナ禍は保護者と先生がゆっくり話す機会がなかったため、

給食を通して会話を楽しんでいただく

日時 9/26(火)

場所 ランチルーム

参加者 井下副校長先生 保護者 16名 文化厚生委員スタッフ4名

≪スケジュール≫

10:30 開会

10:40 講演(中野裕子先生)

11:10 質疑応答

12:10 試食

12:50 井下副校長先生ご挨拶

閉会

片づけ

13:00 終了

 

井下副校長先生から、八幡小学校の給食は日本一おいしい!と絶賛のコメントをいただきました。

食材のこだわり、手作りのこだわり、保護者の皆さんにも子どもたちにも全食試食いただきたいとのことです!!

コロナ禍では、学校ごとに少しずつ対応が違い、安全のため、八幡では食事の際には一人一人でパネルを立てていました。

解除された今は、パネルを撤去しています。5年生は川場教室の雰囲気になれるためにお試しでコロナ前同様、机を班ごとにならべてみました。子どもたちからは「たのしぃぃ!!」と言われ、これが本来の姿なのだなと思われたとのことです。

他の学年で取り入れるかは、これから検討していくという状況です。ぜひ、おいしい、楽しい給食時間を子どもたちが過ごせることを願います。

 

中野先生より、「給食室をのぞくと」の講演。栄養面、衛生面、食育など様々なことを考慮し作っているとのことでした。

この講演で、とてつもない手間がかかった毎日の給食に感謝せざるを得ませんでした。この講演をぜひ子どもたちにも!と保護者の皆さんからの声が上がっていました。

各学校の伝統レシピは栄養士のセンスでカスタマイズされるとのことで、中野先生は手作り、出汁や食材にこだわりを持って取り組んでくださっています。

また、八幡ファームの自然の食材を給食に取り入れる取り組みもなさっています。

もぎたてのフルーツや野菜は新鮮なため、水分量の調整が難しく、自宅に持ち帰り、何度も試作を繰り返し、給食にどう使ったらいいかを試行錯誤されているとのこと。

収穫したかぼすをレモンからかぼす醤油へ、リンゴはリンゴゼリーになるそうです!

とってもかわいらしい笑顔の中野先生のおかげで子どもたちの安心安全でおいしい給食はできているのだと!!改めて実感し感謝した試食会でした。


 

質疑応答の内容

Q1)アレルギー食がどのタイミングで作られているか

>対象のアレルギー食材が入る直前まで一緒の工程で調理しギリギリで分別します。アレルギー調理は専用のキッチンエリアで作業しています。

世田谷区の方針のもと完全除去を実施しています。

例えば、パンを触った人が最後アレルギー食材を対応する場合には、必ず作業着を全部取り換えます。

 

 

Q2)コロナ、インフルエンザ流行時に特別な消毒はありますか?

>普段より食材検査、食器の残留物検査を徹底しています。

帽子の上からマスクをするように作られており、髪の毛が出ない工夫を実施。

お皿は無添加石鹸を用い、手で洗います(その枚数なんと、1200枚!!)

しかもさらに、熱湯洗浄機にかけて念入りに洗浄しています。

 

 

Q3)献立を作るのが苦手です。献立を作るコツを教えてください。

>栄養士とはいえ、苦手ですが、

主食を週4回、めん週2回、パン週1回を1か月に同じメニューが重ならないように配分します。

主食が決まれば、後は栄養配分で足りないところを補っていきます。

 

 

Q4)献立のつくり方が気になります。キムチ系など、辛い食材をどのように子どもが食べやすくする工夫はありますか?

>八幡小は少人数なので、全学年同じ味付けのため、低学年に合わせて作ります。

キムチはつけ汁を全部使わないようにし、豆板醤などの辛味調味料は油と炒めると辛さが増すのですが、最後に炒めずに少し混ぜるようにすると辛味が抑えられます。

 

 

Q5)給食費 一食どのくらいの予算で作られますか?ホキ(魚)を献立で見かけますが、スーパーで見かけないですが、安いのでしょうか?

>先生方もしっかり給食費はいただいております。低学年244円、中学年272円、高学年294円で、+30円が国の補助で行っています。

鮭は高く、一切れ140円もします。ですが、ほき(魚)は給食業者からの大量で1切れ100円前後の安価に仕入れられる安心な食材です。

ただ、物価高騰で、1学期に仕入れた食材を2学期に同じ値段で購入するのはかなり難しいです。

そんな中、強制的に牛乳が60円と配分されるので、残額で対応するのは厳しいです。量を出すにはもやしなど代替えがきく安い食材を利用し工夫しています。

 

 

Q6)マーガリンなどのトランス脂肪酸などが気になりますが、給食ではどんな油を利用していますか?

>ひまわり油と米油を利用しています。特に東京都、世田谷区では遺伝子組み換えの調査不可能な食材は使用禁止となっています。

物価高騰で、一斗缶の金額が1学期で6,000円だったところ、今では9,000円します。

以上

 

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